透かしでできること、できないこと
透かしは、ピクセルそのものに焼き込まれる文字です。撮影者を示し、無断での気軽な転用を思いとどまらせ、画像の用途を明示します。たとえば「見本」「DRAFT」、身分証のコピーなら「賃貸申込専用 2026年10月」といった使い方です。
ただし、コピー自体は防げません。隅の透かしは数秒で切り取れますし、無地の背景に薄く入れた透かしはレタッチで消せます。最近は自動ツールでも消されます。透かしは保護ではなく、抑止とラベルだと考えましょう。消しにくくするほど写真を覆う面積が増える、そのバランスを選ぶことになります。
隅に文字を入れるか、全体に並べるか
- 単独の透かしは9か所から位置を選べます:四隅、各辺の中央、画像の中心。右下はサインの定番位置で目立ちませんが、いちばん切り取りやすい場所でもあります。
- 中央に置くと画像を壊さずに消すのは難しくなりますが、被写体に重なります。
- 画像全体に並べるを選ぶと、文字が斜めに写真全体へ繰り返し配置されます。クライアント向けの確認用画像、入金前に送る商品写真、書類のコピーに向いています。切り取れるきれいな部分が残りません。
うまくいく設定
- テキスト:短く。名前、@アカウント、サイトのURL、「© 2026 名前」など。最大60文字です。
- サイズは画像の短辺に対するパーセント(2〜16%)なので、1000 px の写真でも 6000 px の写真でも同じ設定で同じ比率に見えます。隅のサインなら4〜6%、中央の透かしなら8〜12%が目安。並べるモードでは、サイズを小さくするほど模様が細かくなります。
- 不透明度は10〜100%。30〜50%なら写真を損なわずに見えます。全体に並べる場合は15〜25%にすると写真が見やすく、確認用や書類ならもっと上げましょう。
- 色:多くの写真には白が合います。雪景色や白背景の商品写真のような明るい画像には濃い色の文字が向いています。文字には柔らかい影が付くので、白でも明るい部分で読みやすくなっています。
複数の写真にまとめて入れる
写真をまとめてドロップできます。プレビューには1枚目が表示され、同じ設定が全部に適用されます。ダウンロードは …-watermarked という名前のファイルが入った ZIP ひとつです。サイズは相対値、位置は端からの配置なので、縦と横の写真が混ざっていても統一感のある仕上がりになります。
プレビューを見るときは、いちばん明るい写真といちばん暗い写真を思い浮かべてください。夜景でははっきり見える白い透かしも、ビーチの写真では消えてしまうことがあります。写真の傾向がばらばらなら、色を変えて2回に分けましょう。
形式と画質
出力は各ファイルの形式を引き継ぎます。JPG は JPG(画質92%)、PNG は透過を保った PNG、WebP はブラウザがエンコードできれば WebP のままです。元のファイルは変更されないので、必ず保管しておきましょう。新しいコピーの透かしは消せません。
現在の制限:透かしは文字のみで、太字のシステムフォントで描画されます。ロゴ画像は使えません。約1,670万ピクセルを超える写真は、まずそのサイズまで縮小されます(iPhone の Safari の canvas 上限)。
おすすめの手順
- まず仕上がりサイズにリサイズします。透かしを入れてから縮小すると細い文字がぼやけます。
- 顔、ナンバープレート、住所などの個人情報をモザイクで隠します。
- ここで透かしを入れます。
- アップロード上限があれば、最後に圧縮します。
透かしを入れる際、画像は位置情報(GPS)を含む EXIF データなしで保存し直されます。公開前にファイルを確認したいときは EXIF ビューアーを使ってください。処理はすべてブラウザ内で行われ、写真がアップロードされることはありません。