このツールが実際にしていること
背景削除ツールは、セグメンテーションモデル(IS-Net)をブラウザの中で動かします。画像の1ピクセルずつについて、それが主な被写体(人物、商品、ペット、ロゴなど)に属する確率を計算し、それ以外を透明にします。輪郭のピクセルは半透明になるので、髪の毛や柔らかい縁もハサミで切り抜いたような不自然さが出にくくなります。
画像がサーバーに送られることはありません。ダウンロードされるのはエンジン本体だけで、約40 MB。アップロード枠をタップしたりファイルをドラッグしたりした最初のタイミングで取得します(ページを開いただけでは読み込みません)。同じブラウザなら、2回目以降はたいていずっと速く始まります。
使い方
- 画像を選ぶをタップするか、ファイルをドロップします。JPG・PNG・WebPはそのままモデルへ。iPhoneのHEIC、AVIFなどブラウザが読める他の形式は、先に自動でPNGに変換されます。
- 切り抜きが終わるのを待ちます。ノートPCなら数秒、古いスマホだとかなり長くかかることもあります。処理中はバーが動き続けます。
- 背景を選びます。透明、白、黒、またはカラーピッカーで好きな色。
- ダウンロード。ファイルは常にPNGで、名前は
元のファイル名-nobg.pngになります。
処理は1枚ずつです。モデルが重いため、1枚ずつ処理することでスマホのタブがメモリ不足になるのを防いでいます。
きれいに切り抜ける写真のポイント
周囲からはっきり分かれる被写体が1つある写真が得意です。次の条件がそろうほど輪郭がきれいになります。
- 被写体にピントが合っていて、背景がぼけている、またはシンプル
- 被写体と背景で色や明るさに差がある(暗い壁の前の暗いコートは苦手)
- 被写体が画面の端で中途半端に切れていない
ガラス、煙、ごちゃごちゃした背景の前の細かい毛、自転車のスポークのような細いもの、誰が「主役」か分かりにくい集合写真は精度が落ちます。床に落ちた影もたいてい消えるので、商品写真が浮いて見えることがあります。必要ならあとでデザインツールで柔らかい影を足しましょう。
透明・白・カラー、どれを選ぶ?
| 用途 | 選ぶ背景 | 理由 |
|---|---|---|
| ロゴ、スタンプ、デザイン素材 | 透明 | どんな背景にも重ねられる |
| フリマ・通販の商品画像、証明写真風の写真 | 白 | 無地の明るい背景を求めるサービスやフォームが多い |
| ブランドカラー、プロフィールのヘッダー | カスタムカラー | デザインにぴったり合わせられる |
アプリによっては透過PNGが黒い背景で表示されますが、ファイル自体は問題ありません。一部のメッセージアプリやスマホのギャラリーは透明部分を黒でプレビューするだけです。そうしたアプリで見られる画像なら「白」を選びましょう。
大きな画像とファイルサイズ
とても大きな写真は処理の前に縮小されます。長辺が4096 pxを超えるもの、または約1600万画素を超えるものが対象です。そのため4800万画素のスマホ写真は元より小さくなって戻ってきますが、Web、SNS、一般的なサイズのプリントには十分な大きさです。
透過PNGはJPGより容量が大きくなります。単色の背景を選んでいて、フォーム用に軽いファイルが必要なら、PNGをJPGに変換してから200 KBなどの目標サイズに圧縮しましょう。透過ロゴはPNGのままに。JPGは透明を保存できず、塗りつぶされてしまいます。
切り抜いたあとにできること
- 被写体のまわりの余白は画像を切り抜きでカット。
- 丸いアイコンにしたいなら、結果を円形クロップに通します。
- 正確なサイズにするには画像リサイズやプロフィール画像のプリセットを使います。
- 自分や自宅の写真を投稿する前に、元ファイルに何が入っているかEXIF ビューアーで確認を。ここでダウンロードするPNGは新しくエンコードされた画像なので、元写真のカメラ情報やGPSは引き継がれません。
うまくいかないとき
- 「エンジンを読み込めませんでした」 40 MBのダウンロードが途中で切れています。多くは弱いモバイル回線やコンテンツブロッカーが原因です。安定した回線で再試行を押してください。
- スマホでタブが再読み込みされる・落ちる ほかのタブを閉じるか、先に画像リサイズで写真を小さくしてください。モデルは多くのメモリを使います。
- 被写体の一部が消えた モデルが残すべき部分を読み違えています。残したいものの周りをきつめに切り抜いてから、もう一度試してください。